チルディズム

2011.11.16-11.20 駅前劇場

◎作・演出・映像・音響/吉田衣里 ◎演出・振付/植木早苗
◎出演/植木早苗 春原久子 大庭智子 大場靖子 河野美菜
    池田玲子 (10・Quatr) 高園陽子 津波恵 川端さくら (乙女装置)
    久保田琴乃 おでん 山本結香 (つばさプロジェクト)
◎照明/池田圭子 ◎音響Ope./信広天音 ◎映像Ope./月岡すみこ ◎制作/げんこつ団事務所

あらゆる老若男女を変幻自在にこなす女性のみの舞台、そこに繰り広がるは、私とあなたの住む世界。
常に「今の此処」を題材に作品を発表してきたげんこつ団が、「今」にこそ送る、世にも馬鹿馬鹿しい喜劇。
20周年公演を経て更にくだらなくナンセンスを貫く。その畳み掛ける極上の馬鹿馬鹿しさを、是非、ご覧あれ!



【チルディズム】
 大事に思う子と生きてく子、それを取り巻く世界の業。
 それらを新鮮なまま閉じ込めて、手軽に美味しく頂こう。綺麗に盛りつけ頂こう。
 そうして世界はいつの間にか、チルド(chilled)された子供主義(childism)に覆われる。
 学ぼう遊ぼう甘えよう、育とう伸ばそう叱られよう。
 今や誰もがそうしてる。未来は希望に満ちている。
 さあ、チルドされたチルディズムの、賞味期限は何時だ。

◎チルディズムページ→ http://www.genkotu-dan.com/chilledism/CHILLEDISM/CHILLEDISM.html
◎チルディズム特設ブログ→ http://chilledism.doorblog.jp/

圧縮 The 20th Anniversary “secretparty”!!

2011.6.11-6,12 しもきた空間リバティ

◎作・演出・映像・音響/吉田衣里 ◎演出・振付/植木早苗
◎出演/植木早苗 春原久子 大庭智子 大場靖子 河野美菜 池田玲子(10・Quatre) 高園陽子 川端さくら(乙女装置) 久保田琴乃
◎照明/菊地庸子 ◎音響Ope./吉田有花 ◎映像Ope./信広天音 ◎制作/げんこつ団事務所

都内劇場に暗躍する喜劇団「げんこつ団」の過去20年を無理矢理圧縮した、特別”秘密”公演!
最高に馬鹿馬鹿しく、この上なく突拍子なく、限りなく意地悪で、容赦なくブラック。
そんな時代時代を映したシーンを、2011年という”この年”の上に新たに再編集!
“今の此処”映すたった二日の濃厚シークレットパーティ、さあ皆様、お集まりあれ!

オブラート

2010.9.29-10.3 駅前劇場

◎脚本・演出・映像・音響/吉田衣里 ◎演出・振付/植木早苗
◎出演/植木早苗 春原久子 大庭智子 大場靖子 河野美菜
津波恵 高橋美津子 戸塚なをみ 高屋七海(boku-makuhari) 杉村こずえ 久保田琴乃
◎照明/菊地庸子 ◎音響Ope./吉田有花 ◎映像Ope./信広天音 ◎制作/げんこつ団事務所


女性のみの”頑固骨太ナンセンス喜劇団”
「げんこつ団」一年ぶりの最新作!
わけの分からぬ恐ろしいものは包んで飲み込めオブラート。
貴方の町を題材に送る世にもくだらぬげんこつ喜劇!
【オブラート(oblaat)】
 日本では澱粉から作られる半透明の薄い膜の事を指し、
 オランダやドイツでは、キリスト教の儀式で使用する
「聖餅」の事を指す。

突如勝手に独立を宣言した東京都中分市の住人達の物語。
全てを代行に任せる老夫婦により国は動き、
全てを思いのままにするお父さんにより世界は動く。

◎オブラートページ→ http://www.genkotu-dan.com/oblaat/GENKOTU-DAN_OBLAAT/OBLAAT.html

げんこつ団

げんこつ団

様々な老若男女を変幻自在に演じ分ける女優達による極上のナンセンス喜劇、
その喜劇は底無しに悲劇的であり際限なく猟奇的であり、且つ最高に馬鹿馬鹿しい。

その”楽しくない喜劇”、”恐ろしい喜劇”は、
人間と社会の全てを別け隔てなく斬りつけながら、容赦なくただ飄々と繰り広げられる。
そして時に本当にくだらない。そんな意味のないシーンが混乱を巻き起こす。
そうしてあらゆる固定概念を覆しあらゆる神経を逆撫でしながらただただ連続するシーンは、
そのまま転がり連なりながら、やがてひとつの終息に向かう。

意外性と突拍子の無さに満ちた脚本、役者自身の個性を一切出さぬ徹底した内容重視のスタンス、
脅威の早変わりにより次々と老若男女を演じ分け、時に観る者に女性のみだという事を悟られないほどの演技力、
それらの作り出す作品は、現実社会に似て非なる、しかし非なりし似ている、独自の喜劇。
舞台上に繰り広げられるその独自の世界を、是非一度後体験あれ。

主な過去掲載記事

2016年 演劇ぶっく 2月 シリーズ「演劇は自由。」Vol.2 げんこつ団『ボリショイ・ライフ』(2P)
2015年 演劇ぶっく 10月「ColorfulVoice 当たり前のようにその世界に居るということ」志賀廣太郎 一十口裏 植木早苗 (1P)
2015年 演劇ぶっく 2月「田辺茂範の取材簿 第三十六回ゲスト 一十口裏(げんこつ団)」(2P)
2014年 演劇キック 観劇予報 10月「“一十口 裏”率いるげんこつ団、新作公演『つぶつぶ』11月5日(水)より駅前劇場にて開幕!」
2013年 演劇キック 観劇予報 8月「げんこつ団の最新作『大画質』は“原点回帰”の馬鹿馬鹿しさを終始一貫つらぬきます」!」
2012年 演劇キック (「演劇ぶっく」の情報サイト) 3月「あの!げんこつ団がおもてなしの限りを尽くすトークイベントを開催!
2011年 演劇キック (「演劇ぶっく」の情報サイト) 11月「 冷却された子供?げんこつ団の『チルディズム』
2007年 ぴあ 11月演劇TOPICS サロン (記事内公演紹介)
2008年 せりふの時代 8月 世を斬り捨てるナンセンス諷刺劇 吉田衣里 (1/4P)
2000年 ぴあ 5月 ドス黒い笑いを追求するストイックな女たち (1/2P)
2000年 東京ウォーカー 5月 女性だけの喜劇団 (1/3P)
1999年 演劇ぶっく 12月 愛猫と日向ぼっこ:植木早苗 (1/2P)
1999年 ぴあ 5月「顔がスキ!」ハンサムすぎる女キムタク:植木早苗 (1/3P)
1998年 演劇ぶっく 8月「仰天キャラの素」植木早苗、鋳造 (1/2P)
1998年 演劇ぶっく ?月「3劇団ロミ&ジュリ舞台音楽比較」 吉田衣里 (1/4P)
1997年 東京ウォーカー 6月「Women’s Club Now」げんこつパワーが”喜劇”を変える (2P)
1997年 演劇ぶっく 2月 げんこつ団『しておくよ。』 (1P)
1996年 演劇ぶっく 6月「Key Person Is Here!」植木早苗◎頑固の道 (2P)
1996年 演劇ぶっく 6月「演劇をつくる’96[作家・演出家]頭脳図鑑」初めに、事物ありき 吉田衣里 (1P)
1996年 演劇ぶっく 2月 げんこつ団『岩』 (2P)
1994年 演劇ぶっく 8月「ワカテワカッテ!」(1P)

作品年表

作品年表

2017年 番外公演vol.1『コミュニティ』(東京おかっぱちゃんハウス)
2016年 25周年記念公演『四半世紀の大失態』(駅前劇場)
2015年 『ボリショイ・ライフ』(駅前劇場)
2014年 『つぶつぶ』(駅前劇場)
2013年 『大画質』(駅前劇場)
2012年 『バルブル』(駅前劇場)
      (イベント「拳骨喫茶」(名曲喫茶ミニヨン)
2011年 『チルディズム』(駅前劇場)
     『The 20th Anniversary “secret party” 「圧縮」』(しもきた空間リバティ)
2010年 『オブラート』(駅前劇場)
2009年 『互角』(駅前劇場)
2008年 『フルチョア』(駅前劇場)
     『スウィッチングダンパー』(駅前劇場)
2007年 『サロン』(駅前劇場)
     『失神』(タイニイ・アリス)
2006年 『ジャンボリー』(駅前劇場)
2005年 『パンチ』(駅前劇場)
     『バー』(駅前劇場)
2004年 『極』(駅前劇場)
     『ゴールデン』(駅前劇場)
     『Best! of GENKOTU-DAN pert2!! 「大拳骨祭」』(駅前劇場)下北沢演劇祭参加作品
2003年 『ルール』(駅前劇場)
     『ショク』(駅前劇場)
2002年 『G』(駅前劇場)
     『蛇腹』(駅前劇場)
2001年 『印』(駅前劇場)
     『真空ドリル』(駅前劇場)
2000年 『外半球』(駅前劇場)
     『Best! of GENKOTUDAN 「バカ 1990〜1999」』(駅前劇場)
1999年 『ガスダム』(駅前劇場)
     『ドミノバキューム』(タイニイ・アリス)
1998年 『キリマンジャロタンゴ』(アート・スペース・サンライズホール)
     『トランポリン』(タイニイ・アリス)
1997年 『げんこつ対げんこつ』(die pratze)
     『外人』(die pratze)
1996年 『しておくよ。』(ジェルス・ホール)
     『トロフィー』( アール・コリン)
1995年 『岩』( アール・コリン)
     『大陸』(フジタ・ヴァンテ)第5回ガーディアンガーデン演劇フェスティバル
     『バルカン』(アクト・セイゲイシアター)ドラマチックシアターVo.3 企画制作 トムプロジェクト げんこつ団事務所
1994年 『大木』(アート・グラウンド・エウロス)
     『火気厳禁』(アート・グラウンド・エウロス)
1993年 『高飛車』(die pratze)
1992年 『アルプス』( アール・コリン)
     『大恐竜展』(アール・コリン)
     『掘り出し物』(アート・グラウンド・エウロス)
1991年 『日本』(アート・グラウンド・エウロス)
     『バカ』(アルス・ノーヴァ)

略歴

1991年に、女子美術短期大学在学中の現団長・吉田衣里のもと活動開始。
以降、初回から参加の現副団長・植木早苗と共に、公演毎にキャストを集めるユニット形式で年2~3回の公演をおこなう。
「女性のみでありながらブラックな内容」「観客に一切媚びない内容重視のスタイル」「とてつもない馬鹿馬鹿しさ」が話題を呼び、
1994年のトムプロジェクトとの共同制作公演ののち、1995年に「ガーディアンガーテン演劇フェスティバル」の出場劇団に選出される。

主に口コミのみで少しずつ動員を増やしつつ、独自のナンセンス喜劇と過激な風刺を貫く。
1999年から「駅前劇場」を拠点にする。2000年、ユニット形式から劇団員制に切り替え。1回目の総集編公演をおこなう。
2004年に「下北沢演劇祭」に2回目の総集編で参加。以降、知る人ぞ知るマニアックな劇団としてディープに活動を続ける。

現在は、基本的なスタイルは変わらないものの、直接的な過激さよりも絡め手的な風刺と切れ味の良いナンセンスを武器にし、
「他にはない唯一無二の喜劇」「完成度の高いナンセンス喜劇」「和製モンティ・パイソン(女板)」との評価を受ける。
また活動開始当初から映像をふんだんに盛り込んだ舞台作りをおこなっており、それも独自のスタイルとして定着。
2011年の20周年記念”秘密”公演では、過去シーンの総集編ながら決して色褪せない鋭い風刺とその馬鹿馬鹿しさが話題を呼んだ。

互角

2009.9.9-9.13 駅前劇場

◎作・演出・映像・音響/吉田衣里 ◎演出・振付/植木早苗
◎出演/植木早苗 春原久子 大庭智子 大場靖子 河野美菜
    池田圭子(10・Quatre) 高園陽子(SPARKO) 津波恵 高橋美津子 川端さくら(乙女装置) 戸塚なをみ
◎照明/池田圭子 ◎音響Ope./吉田有花 ◎映像Ope./信広天音 ◎制作/げんこつ団事務所

「国」をテーマにしたオムニバス的シーンの連続から、
やがて一つの世界と物語が見えてくる。

そちら側もあちら側も、右も左も東も西も高きも低きも、
夢も現実も希望も絶望も、
喜劇も悲劇も 全てが「互角」に、ぶつかり合う。

現代日本に甦った歴史的音楽家達が日本を変える。
全てがうやむやの世の中、マイム省やポエム省が国政を動かし、
東京嫁ぎ選ではブーケトスにて都知事が決まる。
そして時間泥棒が時間を奪う。国を守れ、チイママ隊。録画されろ、お父さん。
住民票の手続きのため、冒険の旅に出ろ。
大丈夫、奇跡は意外とうっかり起きる。

◎げんこつ団裏ラジオ(『互角』裏話)→ http://www.voiceblog.jp/genkotu-r1/

フルチョア

2008.12.4-12.7 駅前劇場

◎作・演出・映像・音響/吉田衣里 ◎演出・振付/植木早苗
◎出演/植木早苗 春原久子 大庭智子 大場靖子 河野美菜
    池田玲子(10・Quatre) 高園陽子(SPARKO) 望月文 松本雅子 津波恵
◎照明/池田圭子 ◎音響Ope./吉田有花 ◎映像Ope./信広天音 ◎制作/げんこつ団事務所

 労働・仕事をテーマに、働く場所と形と人の、全てを笑い全てを蹴散らす。
息吹く経済活動の、意味壊す喜劇、意味ない喜劇。

【フルチョア】名詞(フランス)[関連]フルチョアジー
現代の世の中において“ブルジョア”ではない人達全般、
或いは“ブルジョア”から零れ落ちた人達を、差す言葉。
用例:「あの人はフルチョアだ。」
   「フルチョア階級はプロレタリア階級にあらず。」
参照:フルチョアジー・フルチョア精神・フルチョア文学

株式会社ヒゲジャパン/社長番組/opening/自殺用品専門販売/インコ部長/にらみました/世の中変えてみませんか?/ミチュバチ/救急心療内科/ヘブン/E.N.G.I.ジンクス/ニュースです/正義の味方講座/数同一性障害/ハイテク漁業/漁業ヲタ/嫁の栽培/農業ビル/ご老人南下/二千円の正義/ガンジー&スーチー/&ダライラマ/セスポ/イザナギイザナミ/露出師/巨乳/バイト/ファン/同人/取締役/倒産(聞きそびれ)/JUMPウイルス/石油/ボケと○○/全面面接/ウイルス感染/社風/留置カフェ独房ひろば/面接軍/ブック○フ島/インコ達が/ビッ○イシュー/エルビス/時間軸のズレ/衝突/ending